マイナンバーを簡単に説明➇まとめ(デメリット、問題点等)
2015/11/15
出典:http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/kouhousiryoshu.html
マイナンバーに関する記事第8弾です。今回が最後の記事となります。
今回はデメリット及び問題点について言及したいと思います。
デメリット
①個人情報の漏えい
色んな機関に個人情報が把握されてしまうと思われる方が多いと思いますが、以前にも記事書きましたが、データについては一元管理される訳ではありません。
あくまで従来同様分散管理されます。
一元管理され、色んな機関に対し個人情報が筒抜けになってしまうんじゃないかと思われる方がいるかと思いますが、そんなことはありません。
そこだけは勘違いしないようにしてください。
②行政による所得及び金融資産等の把握
現在は関係ありませんが、平成33年より銀行におけるマイナンバーの口座への紐づけが義務化されます。
そうなると生活保護等の適正受給が可能となったりとモラルハザードの排除ができ、メリットは大きいものの、富裕層等に関しては、金融資産への紐づけはもちろんのこと、不動産登記及び自動車登録への紐づけも検討されているため、金融資産、不動産、高額動産といったモノに対する総合課税の懸念があります。
問題点
専門家の不在
今回のマイナンバー制度については専門家がいません。
専門家としては、弁護士、税理士、労務士等の専門家を思い浮かべますが、今回は法律、税金、労務等様々なものにまたがった制度であり、この制度に関する専門家がいません。
そして実はこの分野というのは、どの士業においてもお金にならないため専門家が育つ土壌がありません。
報酬が出る士業としては、労務士が就業規則を書き換えることぐらいです。それにしても数千円程度で済んでしまうため余り旨みがありません。
実際専門家に聞かずとも、することはほぼ決まっているため対策はある程度打てると思います。
*対策等については過去記事を参考にしてください。
まとめ
今回はマイナンバー制度全般のまとめとして、デメリット及び問題点について言及しました。
以上でマイナンバーに関する記事は終了です。
本当に最後までお読みいただきありがとうございました。
*マイナンバーについては他にも記事があるので興味ある方は参考にしてください。
『マイナンバーを簡単に説明①概要、何のためか?いつからか?』
『マイナンバーを簡単に説明②個人のメリットは?個人番号カードとは?』
『マイナンバーを簡単に説明③安全性と具体的な手続きについて!』
『マイナンバーを簡単に説明④罰則一覧、企業はどういった時に使うか?』
『マイナンバーを簡単に説明⑤法人番号とは?企業の対応と準備について』
『マイナンバーを簡単に説明⑥医療機関における対応part1』
『マイナンバーを簡単に説明⑦医療機関における対応part2』
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